6回目の今回は、ちょっと得するお話をお伝えしようと思います。
「繰上返済」についてです。
「内入れ」、「一部繰上げ返済」って言い方をしますが、
住宅ローンを利用して、毎月の決まった額を返済していきます。
その返済額と別に金融機関にお金を返す事なんです。
繰り上げ返済によって、毎月の返済額を少なくする返済額軽減型と
返済期間が短くなる期間短縮型が選択できます。
その効果は、繰上返済する金額が大きいほど、また時期が早いほどメリットは大きくなります。
ここで例を出してみましょう。
2500万円を借り入れて35年の返済の場合、期間短縮型でそのメリットを見てみましょう。
①10年後に120万円を繰り上げ返済した場合
②返済始めて、翌年から毎年12万円を繰り上げ返済し、10回、10年に別けて返済した場合
双方とも120万円の繰上返済額は、変わりはないのですが、
タイミングが違うだけです。
①の場合は、1年11ヶ月(23回)の期間が短縮になり、
②の場合は、2年1ヶ月(25回)の期間の短縮となります。
また、支払いの総額は②の場合が14万円も少なくて済むんです。
このメリットは、もちろん金額が大きいほどその差も大きくなりますよね。
ですから、繰上返済は、早ければ早いほどいいって事なんです。
ただ!繰上返済には手数料がかかるのです。1回の繰上返済で
5,250円~21,000ほど(金融機関で異なります。)かかります。
「そんな、毎回そんなに取られたら、回数が多いと不利になる。」と・・・
でも、大丈夫、繰上返済の手数料が無料の金融機関もあります。
金融機関の選択の条件に、繰り上げ返済の手数料の有無も大切ですよ。
今回もご愛読ありがとうございました。
たんぽぽホーム 小山