REALLIFE
森とつながる
大らかな暮らし
大らかな暮らし
ご両親の畑を農地転用してご新築。
爽やかな空気のなかで、家族や友人との楽しい暮らしを育まれていました。

自然石をつかった洗い出しの玄関ポーチ。
外の自然と家とを結ぶアプローチとなっています。
格子をとおした夜の玄関あかりが、ほっこり迎えくれてくれます。

玄関の借景窓。四季折々の変化を愉しめ、爽やかな朝の光を招き入れてくれています。
ご両親やご近所の方が玄関に腰かけられるベンチ(昔の寄り付き)。
ちょっとしたふれ合いを大切にする、昔ながらの知恵です。

南側にある山々に向かって窓を開き、大きな吹き抜けのあるリビング。
「自然に向かって、大らかな暮らしをつくること」が設計コンセプトでした。
居間と庭は、友人を招いての居酒屋&パーティー会場となっていて、郊外型のライフスタイルを満喫されています。

二階から眺める「つくる空間」・「食べる空間」・「くつろぐ空間」。
ワンルームですが、それぞれの空間毎に開放感や囲われ感、また安心感や高揚感をデザインしています。

天井高の切り替えで、空間を分けています。
キッチン・ダイニング・テレビ・ソファーなどのレイアウトと空間構成が一体となった気持ちのいい空間です。

食事スペースと屋外とを結びつけると、ぐっと居心地がよくなります。
自然光には気分を明るくする性質があるからです。
照明を活用すれば、ほっとひと息つける癒しの効果や、目をひくポイントを付けられます。

大らかな自然、両親や友人ふくめた大家族、そして大らかな空間。
子供の感性を育む「空間体験」がここにありました。
何世代も住み続ける場所になってほしいと願っています。